埼玉西武ライオンズの背番号16『松坂大輔(まつざか だいすけ)』選手は、1998年ドラフト1位で指名され、横浜高等学校から入団。
初先発は1999年4月7日・日本ハム戦。片岡篤史氏への155キロのストレートが印象的だったこの試合、松坂投手は8回2失点の好投でプロ初勝利を飾りました。
その後もチームで、そして日本代表としても素晴らしい投球を続け、最多勝利・最優秀防御率・最多奪三振・沢村栄治賞等、数々のタイトルを獲得し、日本を代表する投手へと成長します。
そして2006年オフにポスティングシステムを行使してのMLB挑戦を発表。強豪ボストン・レッドソックスと6年契約を結び、8シーズンを過ごした西武ライオンズに別れを告げました。
レッドソックスでは1、2年目は四球を出しつつも抑える投球と野手やリリーフに助けられた事もあって、15勝12敗、18勝3敗という優秀な成績を残し、ワールドシリーズ優勝も果たします。
しかし、その後は相次ぐ怪我もあり、なかなか思うような投球ができず、インディアンス傘下→ニューヨーク・メッツと渡り歩き、2014年にNPBに復帰して福岡ソフトバンクホークスに入団。
日本復帰後も怪我に苦しみ、ソフトバンクでの一軍登板は3年間でわずか1試合(1回5失点)に終わり、2017年に中日ドラゴンズに移籍します。
中日では初年度に6勝4敗の成績でカムバック賞を受賞しますが、2年目は春季キャンプで痛めた右肩の調子が上がらず僅か2試合の登板に終わり、2019年に古巣の西武に14年ぶりに復帰。個人的にはやっぱり松坂投手は西武が一番似合うなと思いました。
全盛期はMAX150キロ中盤ストレートと変化の大きな変化球を武器に圧巻の奪三振ショーを展開していた松坂投手。強打者相手に強気に攻めていく力強い投球は観るもの全てを惹きつけました。
華のある投球スタイルと甲子園の頂点に立った事、そして日本代表として労を惜しまず投げ続けてくれた事が深く記憶に残っている野球ファンは多いでしょうね。
トミー・ジョン手術から復帰してからは球速も下がり、変化球の割合を増やして緩急をつける投球へと変化。ただし本人は意識して「技巧派」にチェンジしたわけではなく、自分の状態を知り、今の自分に何ができるかという事を選択して投げているだけ、とインタビューで語っていました。
西武復帰後も連日多くのファンやマスコミが松坂投手を囲んでいるところ見ると、注目度の高さに驚くとともに、やっぱりこの人は野球界のスーパースターなんだなと再確認しました。
それでは松坂大輔投手愛用のスポーツネックレスを紹介していきましょう。
松坂大輔着用ネックレス
松坂投手はNPBでも屈指の人気を誇る選手なのでスポーツネックレスの着用依頼も多く、これまでにもたくさんのメーカー・ブランドのネックレスを着用しています(ファイテンやSEV等も)。
2020年度もいろいろなスポーツネックレスを着用すると思われますが、春季キャンプで着用していたのは画像に写っている2種類です。
BANDEL healthcare necklace Earth
まずはブラックとゴールドのループにごつめのトップが印象的なネックレスですが、これは静岡県に本社を置くスポーツ用品メーカー「BANDEL(バンデル)」のものです。
バンデルは天然鉱石を混ぜ込んだゴムを特殊技術で加工し、体のバランス(体幹)を整えパフォーマンスを高めるスポーツネックレスを販売してきたメーカーですが、2019年末に新商品としてメーカー初の「管理医療機器磁気ネックレス」を発売しました。
BANDEL公式サイト
「HEALTHCARE(ヘルスケア) LINE」と銘打ったこのシリーズからは現在「healthcare necklace Neutral(ヘルスケア ネックレス ニュートラル)」と「healthcare necklace Earth(ヘルスケア ネックレス アース)」の2種類のネックレスがリリースされており、松坂投手が着用しているのは後者の「healthcare necklace Earth」です。
採用されている永久磁石は最大磁束密度140mTのサマリウムコバルト磁石(サマコバ磁石)を12個(医療機器認証番号は301AGBZX00071000)。これをループの後部を中心に内包しています。
ネックレスの素材はループ部分に熱可塑性ゴム(ThermoPlastic Rubber)、トップ部分には金属アレルギーを起こしにくく様々な優れた特性を持つチタンが採用されています。
その他、バンデルヘルスケアラインの詳細は別記事にまとめていますので興味のある方は見てみてください。
AXF COLOR BAND
もうひとつは以前から愛用している「AXF(アクセフ)」のスポーツネックレス「AXF COLOR BAND(カラーバンド)」です。
ここ数年、スポーツネックレス市場を席捲しているAXFですが、その要因として松坂投手や読売ジャイアンツの坂本勇人選手が同メーカーのネックレスを着用していた事が大きいと思います。
カラーバンドには様々なバリエーションがありますが、松坂投手が着用しているのはリフレクターという反射部分がついた「COLOR BAND(REFLECTOR)」で、カラーは西武ライオンズに合わせた「BLUE STRIPE」だと思われます。
AXFのネックレスは、IFMC.(イフミック)と呼ばれる溶出液をネックレスの素材に含浸する事で、「皮膚温度の上昇」や「血流増加」、「体幹・バランス強化」等の様々な効果が期待できると言われています。
その他、AXFの共同開発元である株式会社テイコク製薬社が東京都市大学と連携して開設した”ミネラル結晶体研究センター”の公式サイトには「平衡感覚改善」や「鎮痛」、「新陳代謝促進」等の効果も期待できると記載されていました。
東京都市大学の研究でこれらの効果の多くを生み出しているのは「一酸化窒素」という事が判明しています。
引退試合着用スポーツネックレス
2021年10月19日の引退試合で松坂投手が着用したスポーツネックレスは「SEV(セブ)」の「セブルーパー type3Ti」と「ファイテン」の「RAKUWAネックワイヤー EXTREME カーボン」でした。
「セブルーパー type3Ti」はSEVの看板モデル「SEV セブルーパー type3」シリーズのトップ部分の素材をアルミ合金からチタンに変更した新モデルです。
チタンは軽量で金属アレルギーを起こしにくいスポーツネックレスに最適の素材なので、個人的にはこのバージョンアップは素晴らしいと思います。
発売日は2021年8月19日でしたが、まずは先行販売という形をとり、その後正式に小売店等でも販売する予定との事。※先行販売は終了しています。
SEVの効果などについては別記事にまとめています。
「RAKUWAネックワイヤー EXTREME カーボン」はファイテンの最高技術であるメタックスを採用した高級モデルです。
松坂投手は「EXTREME カーボン」以外にも「RAKUWAネック メタックス ミラーボール」など、メタックス採用のファイテンスポーツネックレスを愛用しています。
着用する事で期待できる効果は「各種金属の特性を最大限に活用する事でヒトが本来持っている力を引出し体を本来のリラックス状態に導く」「ストレスや疲労の蓄積で狂った心身のバランスを最良に保つ」など。
その他のメタックス採用モデルは別記事にまとめています。
ファイテンのネックレスは偽物(コピー品)が多数確認されているので、購入時には十分注意してください。
まとめ
以上が西武ライオンズ”平成の怪物”松坂大輔投手の愛用スポーツネックレスです。
39歳という年齢と度重なる怪我によるコンディション不良などを考慮するとチームの戦力になるのは難しいと考えている人が多いと思いますが、潮崎編成ディレクターは「近年では(体の状態が)一番いいんじゃない。あれなら自分ではなく相手を見て投げられる」と話していたので、正直楽しみではあります。
ライオンズの投手陣は猛打を誇る打撃陣に比べるとやはり心許ないので、将来性豊かな今井投手ら若手たちは経験豊富な松坂投手にいろいろな事を聞いて急成長してほしいところです。
松坂投手が現役として投げられるのはそう長くはないと思うので、その時が来るまでしっかり応援したいと思います。
2021年シーズン限りでの現役引退を発表した松坂投手は、2021年10月19日の引退試合で先発登板しました。
ストレートの最速は118キロとかつての面影はありませんでしたが、僕たち野球ファンを魅了したワインドアップはあの時のままでやっぱりかっこよかったです。
日米通算377試合、170勝108敗、2S。
23年間のプロ野球人生、本当にお疲れ様でした。