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【ブラックアイ】ABILES(アビリス)ネックレスの概要や効果を解説

ABILES(アビリス)は静岡県焼津市に本社を置き、園芸向けの肥料・培養土・園芸用品などを製造・販売している株式会社ヤマトコーポレーションが設立したブランドで、運営は同社の「アビリス事業部」が行っているようです。

初めて見た時は、商品のデザインや鉱石を混ぜ込んだシリコンをベースにした商品ラインナップ、バランス強化を効果のひとつとして説明している点等が同じ静岡に本社を置いているスポーツメーカーBANDEL(バンデル)に似ているなと思いました。

BANDEL(バンデル)ネックレスの概要や効果、特徴を解説
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ファイテンやコラントッテ、バンデルのように名の知られたメーカー・ブランドではありませんが、最近時々見かけるのでアビリスのネックレスの概要や特徴について少し調べてみました。

ABILES(アビリス)とは

ベストコンディションで競技に臨んでいるはずなのに、思うように結果が出ないとき、ありませんか?それは、プレッシャー等の精神的ストレスによって、目にみえない見えない波動の狂いが原因となっています。ABILESは、身に付けるだけで心身のバランスを整え、集中力が必要な場面でも最大限のパフォーマンスを引き出します。躍動するパワーが弾けるとき。あなたの可能性は無限大に。

アビリス公式オンラインショップ-アビリスについて

公式サイトから引用したので原文ママです。

この説明を見てもアビリスのネックレスについての具体的な効果等は分かりませんが、これは薬機法という法律に配慮し、抽象的な説明にとどめているからだと思われます。

アビリスだけではなく、ほとんどの健康ネックレスメーカーの効果説明はこんな感じです。

薬機法とは?

正式名称は「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」。
医薬品や医療機器、医薬部外品、化粧品以外の製品は、人若しくは動物に対して○○に効くや○○が治る等の効果効能を標榜してはいけないという法律。
医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律-e-Gov

この説明の下に「持続力」「瞬発力」「柔軟性」「集中力」「回復力」「精神力」という文字が記載されていましたが、この6つの力が向上すると言いたいのでしょうね。

このあたりの説明もバンデルに似通ったものを感じます(バランステストも含め)。ちなみにバンデルは「バランス力」「運動能力」「回復力」「集中力」でした。

それらの効果に加え、数年前から一般医療機器である「BLACK EYE(丸山式コイル)」を搭載した「ABILES PLUS(アビリスプラス)」というシリーズをリリースし、血行促進・コリの緩和、遠赤外線パワーを謳っています。

アビリスネックレスの効果

「ABILES PLUS(アビリスプラス)」シリーズには医師である丸山修寛(まるやま のぶひろ)氏が発明した一般医療機器「BLACK EYE(ブラック アイ)」が埋め込まれています。

このブラックアイによって「血行促進・コリの緩和」が期待でき、体内に流れる微弱な生体電流(アビリス公式では生態電流となっている)に働きかけると説明されていました。

さらに、アビリス公式では「特許取得の医療機器BLACKEYE搭載モデル」と大きくアピールしています。

 

まずは一般医療機器という部分ですが、これはコラントッテをはじめとする”管理医療機器”とは違い認証・承認を受ける必要はなく届出のみで製造販売ができる最もハードルの低い医療機器です。

クラスⅠ、いわゆる一般医療機器は生体へのリスクがきわめて低いので、製造・販売において最もハードルの低い医療機器となっています。認証・承認の場合は取得し製造販売ができるまで数ヶ月の期間を要しますが、一般医療機器は独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(通称PMDA)に届出を行った時点で製造販売が開始できます。
認証・承認と大きく違う点は、届出を行なった時点で製造販売ができるということです。また、申請に際しては費用が発生しないことも大きな特徴です。

医療機器製造.com-医療機器の製造・販売に必要な届出・認証・承認

一方磁気ネックレス等の管理医療機器は一般医療機器のように紙を出して終わりではなく、規格にそって申請し、要件を満たさないと承認されません。多くの時間やお金もかかります。

一口に一般医療機器といっても様々な種類があるのですが、ブラックアイの説明書には71026000という「JMDNコード」が記載されています。

専門的な話になるので簡単に説明すると、「JMDNコード」によってその商品が医療機器のどの類別にあたるのかを知る事ができるのです。

調べ方は「独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)」のサイト内にある医療機器基準データベースシステムの一般的名称検索に「JMDNコード」を入力。

家庭用貼付型接触粒 器80 はり又はきゅう用器具

「JMDNコード」71026000の名称は「家庭用貼付型接触粒」、類別は「器80 はり又はきゅう用器具」となっており、定義は”家庭において、粘着テープの中央に粒状の硬質物を付し、身体のコリの部分に貼付することにより圧迫し、「コリの緩解」を目的とする器具をいう”となっています。

硬い粒でコリを押してほぐすという類別で届出を出しているので、首にぶら下げるネックレスに埋め込む事で肩のコリを圧迫できるのかは個人的に疑問です。ブラックアイが埋まったトップ部分を持ってコリに押し付け続けるのなら理解はできますが。

PMDAの方と何度かお話した事があるのですが、このように「JMDNコード」を記載しているところはまだ良心的で、なかには一般医療機器の健康ネックレスとして多くの効果・効能を謳っているのに「JMDNコード」を記載せず類別を調べられないようにしているところもあるとの事。

健康ネックレスに痛みの緩和とか自律神経を整えると書いてあり、医療機器として認められていると説明されていたが本当なのかといった相談は結構あるようです。

類別にもよりますが、一般医療機器の健康ネックレスで効果効能として表示できるのはせいぜい血流の促進やコリの緩和程度なので、痛みの緩和をはじめ劇的な効果や効能を謳っているものはアウトだと思ってください。

もし、過剰な表現を信用して健康ネックレスを購入してしまった場合はPMDAや国民生活センターに相談すると対応してもらえるでしょう(どちらかといえば国民生活センターがおすすめですね)

少し横道にそれてしまいましたが、アビリスネックレスのコリや痛みをとる効果を一般医療機器(器80 はり又はきゅう用器具)という視点から見た場合は少し無理があるかなと思いました。

その他の「生体電流に働きかける」「持続力・柔軟性・回復力・精神力・集中力・瞬発力といったボディーバランスを整え」「遠赤外線効果」「有害電気を打ち消す」等についてはなんともいえません。遠赤外線効果についてはシリコンに鉱石が練り込まれているのでそれなりの効果は期待できると思われますが。

Amazon等のレビューを見てみるとネックレスについては販売数がそれほど多くないからか数が少なく参考になるものはありませんでしたが、ブラックアイ(丸山コイル)については効果があったというレビューもあるので(主に電磁波対策のようです)役に立っていると感じている人もいるようです。

電磁波云々について僕個人としては否定も肯定もできませんが、丸山医師が運営している電磁波クリニックというサイトで詳しく説明されています。

 

最後は特許取得についてですが、ブラックアイは「医療用コイルおよび医療用コイルの製造方法(特許番号:第4813525号)」の発明名称で登録されています。

特許については「産業上の利用可能性」「新規性」「進歩性」「先願」「公序良俗に反していない」という要件を満たせば査定されるので、特許を取得している事が効果を保証するというわけではありません。

公開されている特許情報をみると、「説が考えられている」「原理については明らかではない」「なぜ人体の痛みや凝りが迅速に和らぐのかは不明である」等、発明者も作用機序については分からない部分が多いようですね。

アビリスネックレスの種類

アビリスネックレスの種類は大きく分けて2種類。「ABILES PRO」シリーズと「ABILES PLUS」シリーズです。

上でも少し書いたとおり、一般医療機器のブラックアイを埋め込んだのが「ABILES PLUS」で、現在の主力はこちらですね。

カラーや中央部分の装飾が違うものが多数販売されています。

「ABILES PLUS」の素材はシリコンとブラックアイに加えてネックレストップ表面にスワロフスキー・クリスタルが埋め込まれています。

人気商品はシンプルな「ABILES PLUS ブラックアイ ネックレス 」。

その他、中央のスワロフスキーの装飾が大きめの「ABILES PLUS Crystal ネックレス 」も数種類販売されています。

紐の素材がシリコンで、かなり細めなので切れやすいというレビューが数件ありました。破損を防ぐ為には乱暴な取り扱いをしないように注意しましょう。

まとめ

以上が、ABILES(アビリス)ネックレスの概要や特徴、効果、商品となっています。

効果については上述したとおり一部納得しづらい部分(コリ等)もありますが、それ以外の部分についてはスポーツネックレスという商品自体が”個人差”の大きいものなので着用した人にしか分からない部分も多いと思います。

素材が主にシリコンという事もあって、高価な商品が多いスポーツネックレスの中ではまあまあの価格設定なのでデザインが気に入れば試してみるといいでしょう。

継続使用には至らないまでも、ここ最近スポットでアビリスを着用しているアスリートが増えてきているので、メーカー側も販促に力を入れているのだと思います。

ただし、1、2試合ではなくシーズンを通して年単位で着用されているのをファンが認識し、「アビリス=○○選手」というイメージが定着しないと安定的な人気にはつながりにくいと思います。

今後人気スポーツブランドになれるかどうかはそこが大きなポイントになるでしょう。

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