【業界のパイオニア】ファイテンネックレスの概要や特徴

ファイテン(phiten)は、京都府京都市に本社を置く健康グッズ製造・販売会社です。

「すべては健康を支えるために」をスローガンにして、健康グッズや医薬部外品、化粧品などから不動産事業まで、衣食住に関わるたくさんの商品を製造・販売しています。

ファイテンの数ある商品の中で、僕たちにとってもっとも身近でよく見かけるものはやっぱり「健康ネックレス」。「ファイテン=健康ネックレス」と連想する人も多いのではないでしょうか?

それでは、ファイテンの主力商品である健康ネックレスの概要や特徴について簡単に説明したいと思います。

ファイテンの起源

今でこそ多くの人が健康ネックレスを愛用していますが、そのきっかけをつくったのは間違いなくファイテンだと思います。

今から40年程前、元料理人だったファイテン代表の平田好宏氏は、大病を患った事をきっかけに治療院を開業し、日々腰痛や肩こりに苦しむ患者と向き合う事になります。

当時の治療院では現在進行形の痛みをとる対症療法が仕事の主体になっていて、根本的に「治す」ためには病院に行ってくれ、というスタンスだったそうです。

そんな中、平田氏が目指したのは治療院と日々のホームケアによって「治す」事。

平田氏は自らの経験と様々な勉強を通してホームケアが非常に重要だという考え方を持っていました。

平田氏が着目したのは「生体電気」。

生体電気を整えてあげられれば身体の治癒力が向上し「治す」事につながるのでは?という仮説に基づき様々な施策を行った結果、辿り着いたのが超伝導の技術素材でした。

この素材を痛いところや気になるところに貼るだけで、生体電気を安定させ治癒力を上げるというもの。

この技術や考え方は現在でもファイテンの礎となり、多くのボディケア商品に活かされています。

独自技術アクアチタン

ファイテンのアクアチタン技術

画像:ファイテン公式サイト

ファイテンを語る上で絶対に外せないのが、薬液を使わずに金属のチタンを水溶化する事に成功した独自技術「アクアチタン」です。

ファイテンの根幹ともいえる技術で、現在販売されているファイテンネックレスのほとんど全てに採用されています。

たくさん金属の種類はあるのに、どうしてその中からチタンを選んだの?
ファイテンの商品は身につけて使用する事が前提だから金属アレルギーの少ないチタンは最適だったんだよ
それと、汎用性の高さも決め手だったみたい。ゴールドやプラチナなんかはアレルギーを起こしにくいけれど素材は高価だし価格変動も激しいからね

当時のファイテン開発メンバーは素人集団だったようで、「チタンが水に溶けない」という常識を社長の平田氏も含め誰も知らなかったみたいです(笑)

その後何度も試行錯誤を重ねて、ある時遂にチタンの水溶化に成功します。

素人集団にもできた事なので、もうすでにチタンの水溶化に成功している個人や企業がいるかもしれないと思いつつも特許を申請に行くと、それ以前の問題で「チタンが水に溶ける事はない。嘘をついてはいけない」と門前払いをくらったそう。

けれども、事実は事実。その後追試験を行って正式にチタンの水溶液である事が証明されました。

特許を取得した名称は「チタン超微粒子分散水」。アクアチタンが世の中に認められた大きな第一歩でした。

ファイテンの以前の会社名はファイルド株式会社といいましたが、特許を調べてみるとそれらしきものが見つかりました。

【課 題】 チタン熔融物を含む生理活性用途を有する高機能水の製造方法及びその装置の提供。
【解決手段】 高圧水中で酸素と水素の混合ガスを燃焼させ、その燃焼ガスで金属チタンを融解させることによりチタン熔融物が水中に溶解したチタン熔融水を製造する。

チタン含有高機能水及びその製造方法と装置|j-platpat

何かベースとなる物や技術があったのかもしれませんが、専門分野ではない素人の集団で開発をすすめた熱意は素晴らしいですね。

RAKUWAネックの誕生

RAKUWANECKのアクアチタン含浸イメージ

画像:ファイテン公式サイト

アクアチタンを開発した事で様々な素材に含浸できるようになり、ついにファイテンの代名詞でもある健康ネックレス「RAKUWAネック」が誕生。

名前の由来ですが、ネックレスが発売される前にリストバンドのネーミングを社内で募集した際「楽輪」という提案があり、それをローマ字にして「RAKUWA」になったという話を以前聞いた事があります。

折しも世は日韓ワールドカップで盛り上がる2002年。

サッカーの代表選手がファイテンのRAKUWAネックを着用していた事から、一気に100万本が売れる大ブレイクを起こしたそうです。

このまま大ヒット定番商品として販売数は伸び続けファイテンは安泰に・・・とはいかず、ワールドカップの熱気が冷めると同時にRAKUWAネックブームも終わりを告げます。

その時、一過性の売上を期待するのではなく、原点である「ホームケアとして、身につけているだけでリラックスができること」を丁寧に説明し、継続性のある販売を目指す事を決意したようです。

ファイテンネックレスの特徴

ファイテンのアクアチタン含浸イメージ

画像:ファイテン公式サイト

ファイテンネックレスの最大の特徴は、アクアチタンをはじめとした「水溶化メタル(アクアメタル)」を素材の繊維一本一本まで含浸させている事です。

数多くの種類が販売されていますが、デザインは別として大きく分けると以下の6種類。

  1. 磁気ネックレス+アクアチタンシリカ シリーズ
  2. 磁気ネックレス+アクアチタンX シリーズ
  3. アクアチタンX シリーズ
  4. メタックス シリーズ
  5. 純チタンチェーン シリーズ
  6. 水晶ネックレス シリーズ

5の純チタンチェーンシリーズは現在でも一部の人々には非常に人気がある商品です。

値段は細身の小豆チェーンを採用したモデルが8,000円程度、それ以外は20,000円程度と安くはないですが、アレルギーを起こしにくく耐食性にも優れている事から汗をかくスポーツシーンでよく使われています。

6の水晶ネックレスシリーズはファイテンの前身ファイルド株式会社時代の主力でプロ野球選手たちに大人気の商品です。

アクアチタン開発前は当然布素材にチタンを含ませる事ができなかったので、水晶にチタンコーティング、もしくはそのまま電気加工を施す事で対応していたのでしょう。

現在も公式通販サイトなどで販売されていますが、素材が高価な事もあって価格は3万~5万程度と結構高めです。

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1~4は現在のファイテンの主力商品RAKUWAネックレスです。

1と2は永久磁石を使った「血行や肩こりの改善」目的の医療機器商品で、違いは素材の部分です(アクアチタンシリカかアクアチタンX)。

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3は永久磁石を使っていない通常のネックレスで、アクアチタンXを採用した商品です。

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4はファイテン最高レベルの技術メタックスを採用した商品です。

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肩こり対策やスポーツシーンで市場を切り拓き、今もなお多くの支持を受けているファイテンネックレス。

この記事ではファイテンの起源やファイテン商品を語る上で最重要の独自技術アクアチタン、ファイテンネックレスの主力商品RAKUWAネックの誕生、そしてファイテンネックレスの特徴について簡単に説明してみました。

商品自体にはあまり関係のない話がほとんどでしたが、商品を深く知るためには製造・販売しているファイテンという会社の考え方を知る事も重要だと思い書かせてもらいました。

自分に合った健康ネックレスを選ぶ上で少しでも参考になれば幸いです。

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