海外製(中国など)の健康ネックレス・ブレスレットに要注意

先日、NHKが放送している「クローズアップ現代+」で、ネット通販の闇である「やらせレビュー」について触れられていました。

日本人は自分で物の良し悪しを判断できない(判断する意識が低い)人種なので、嘘でも肯定的なレビューが多ければ売れるという考えのもと、1件あたり40元(約600円)程度でレビュー書き込みを請け負う中国の「大規模レビュー工場」等が紹介されていました。

「商品にレビューをつけるのは欠かせない。これは形を変えた広告費だ。日本人はレビューがないと、まずその商品を買わない。2つの同じ商品がある場合、見比べてレビューがたくさん付いているほうを選ぶ。これは日本人の習慣。食事といい、宝くじといい、長い列のところに行きたがる。列が長ければ長いほど、そこに行きたがる。自分で判断するという意識が低い」

WEB特集 潜入取材!中国やらせレビュー工場-NHKニュース 

特に楽天市場やYahoo!ショッピングと並ぶ某巨大ショッピングサイトの中国製商品においてはかなりの量のレビューが業者によるやらせと考えてよいかと思います。

レビュー投稿名は日本人ぽい名前なのに文章を見ると片言だったりおかしな表現をしているのですぐに分かります。昔よりは日本語が上手くなったなとは思いますが完璧には成り済ませていません。

その某巨大ショッピングサイトには数年前から多くの中国企業が進出しており、健康ネックレスやブレスレット商品もたくさん出品されています。

それら中国製(中華系)の健康ネックレスやブレスレットの商品説明・販売方法は本当に酷いものなので今回は少し注意喚起をしたいと思います。

一番問題だと思ったのは、平気で「肩や首のこりを改善」「血行改善」「痛みの軽減」「睡眠改善」「冷え性対策」「美肌効果」「老化予防」等の効果を謳った商品を販売している事(挙句の果てには「原因不明の体調不良の改善」という文言まで記載している商品も)

こういった人体に対する効果や効能を謳うのは「薬機法(旧薬事法)」という法律によって厳しく禁じられているのですが、中国企業は問題が起これば逃げればいいだけなので法令順守の意識が非常に低いのです。

薬機法とは?

正式名称は「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」。
医薬品や医療機器、医薬部外品、化粧品以外の製品は、人若しくは動物に対して○○に効くや○○が治る等の効果効能を標榜してはいけないという法律。
医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律-e-Gov

 

人体への効果・効能を謳う医療機器の商品は公式サイトに必ず「医療機器認証(承認)番号」が記載されています。※医療機器ではなくても、ファイテンやAXFのように大学の研究者が効果について発表しているメーカー・ブランドもあります。

コラントッテネックレスクレストR 医療機器認証番号

例えば、「首・肩の血行改善、首のコリ・肩こりに効く」という効果・効能を謳っている国内メーカー「コラントッテ社」の管理医療機器磁気ネックレス「クレストR」の場合なら、商品説明のページに「医療機器認証番号:226AGBZX00054000」が記載されています。

【~10,000円】コラントッテの中級グレード、クレストとクレストR
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効果や効能を謳った商品を買う場合はその商品を販売している企業の公式サイトに載っている商品説明ページに医療機器認証番号が記載されているかをチェックしましょう。

経験上、中華系商品は医療機器認証番号はおろか公式サイトさえ存在しないケースがほとんどです(僕の知る限りでは0)。研究者がその商品について書いた研究論文等も見た事はありません。

では、具体的にどのような商品が薬機法に違反しているのかですが、分かる人にはすぐ分かります。

見た目は男性・女性共に受けが良さそうなデザインで素材にはゲルマニウムやヘマタイト、チタン、タングステンなどが記載されていますが、商品説明をよく見ると辻褄が合っていなかったり(ステンレス製と書いてあるのに純チタン製と書いてあったり)文言が不自然(外国人が書くケースが多い)といった特徴があります。

ブランド名はアルファベットの小文字を使っている場合が多いです。

上記のような商品で人体に対する効果や効能を謳い、製造元や販売店が中華系ならほぼアウトです。

某巨大サイトの場合は「この商品は、○○(販売店名だが多くの場合メーカー名と同じ)が販売し、Amazon.co.jpが発送します」の○○の部分をクリック・タップするとその業者の住所や連絡先、責任者等が記載されている「特定商取引に基づく表記」を見る事ができます。

試しに中華系らしき商品で評判のそこそこ良いネックレスを販売している業者の情報を見てみると、住所は中国(表記はアルファベット)、お問合せ先電話番号は0123456・・・といった適当なものになっていました。

薬機法違反以外では、日本製の有名磁気ネックレスの商品説明を勝手に盗用し自社商品の説明に使ったりしている業者も確認。

中国製ネックレスコラントッテ無断転載

この図はコラントッテの独自技術「N極S極交互配列」の効果を表したものですが、これを商品説明に載せ、あろうことか「コラントッテ」と書いてある部分を自分のメーカー(赤で囲ってある部分)の名前に変更するなど、まさにやりたい放題。

こんな商品でもやらせレビューと健康ネックレスへの知識不足によって購入してしまう消費者は後を絶ちません。

これが現在の某巨大ショッピングサイトの中華系健康ネックレス・ブレスレットの現状です。

素材の割に値段が非常に安価な事や大量の肯定的なやらせレビューを真に受けた情報弱者が多数購入する事で、それを見て紹介すれば儲かると踏んだ大手アフィリエイトサイトが「人気健康ネックレス(ブレスレット)ランキング」や「人気の健康ネックレス(ブレスレット)〇選」という記事を書き、さらに広まるという悪循環が起きています。

こういった商品は効果がないだけでなく、商品説明に記載されているものとは違う低価格のアレルギーを起こしやすい金属が使われている場合もあり、不可逆的な健康被害を被る可能性もあるので十分に注意する必要があります。

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現に、中華系の商品レビューの中には金属検査に出したら商品説明に記載されているチタンではなく、スチールだったというものも多数見受けられました(その後その商品の説明から「チタン」の文言が消えていました)

純チタン製と書いていたので購入したが留め具に「stainless steel」と刻印されていた。裏切られたような気分。
This bracelet is not made of TITANIUM as advertised . I had the metal tested and they are made of STEEL.(このブレスレットは商品説明に書かれているチタン製ではない。テストしてみるとスチールだった。)

歯科業界や金属業界など、中国の金属偽装事情に詳しい人なら商品説明を見ても疑ってかかると思いますが、その辺の事情を知らない一般人は信じてしまうようですね。

もし健康被害等の問題が起こった時、日本のメーカーやブランドの場合は法人・個人を特定し追求する事は難しくありませんが、名前や住所、電話番号等を偽った中国在住の業者に対して同じ事をするのは一般人では不可能に近いと思います。

食品や肌に接触しないようなものなら、単純に値段や見た目だけの海外製を購入するのも問題ないと思いますが、体に影響を与えるような商品はリスクを十分に理解して購入・使用するようにしましょう。直ちに異常が見られなくても長い時間を経て異常があらわれるようなものも多々あります。

健康の為に購入したはずのネックレスやブレスレットで逆に不健康になってしまえば笑い話にもなりません。

前々から中華系健康ネックレスやブレスレットの不実な販売方法に腹立たしさを感じていましたが、NHKがいいきっかけを与えてくれたので問題点をまとめてみました。

本気で物事に取り組めば日本人より優れた能力を持つ人が多いのに、なぜその能力を偽物を作ったり人を騙したりといった金儲けに振ってしまうのでしょうか。そうしないと生きられないくらい厳しい国なのかもしれませんね。

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