『寺田明日香(てらだ あすか)』選手は1990年生まれの陸上(女子100mハードル)選手です。
小学4年生から陸上を始め全国小学生陸上競技交流大会で全国上位に入るなど、幼い頃から優れた才能を発揮し、高校入学後は100mハードルを専門に。
そして2008年の社会人1年目に日本選手権で史上最年少で優勝を果たすと、その後3連覇を達成し国際大会でも活躍しますが、少しずつ精神と肉体のズレが目立ち始めて成績は低迷していきます。
2013年の日本選手権で13秒85という記録に終わって予選落ちしたのを機に陸上競技からの引退を決意した寺田選手。
その後は大学入学・結婚・出産を経て7人制ラグビーを本格的に始める事になります。以前からラグビー転向の話はあったそうですが、砲丸投げの山田壮太郎さんとの話の中で練習生になる事を決めたようですね。
足首の脱臼骨折などもあってラグビー選手としては十分に活躍できませんでしたが、人間として成長した事や別競技をプレーした事で自分の事を客観的に見えるようになった寺田選手はもう一度陸上競技に戻る事を決断します。
ラグビーを経験した事で走りに対する神経質さやハードルへの恐怖心が薄れ、周囲の動きを冷静に見られる視野の広さ等が身に付いたと寺田選手はインタビューで語っていました。
その結果、6年ぶりの出場となった日本選手権で13秒16の3位、アスリート・ナイト・ゲーム福井では日本記録に並ぶ13秒00を記録し、迎えた富士北麓ワールドトライアルで12秒97の日本記録を樹立。
今後経験や思考、技術が上手く調和すればさらなる記録も期待できそうな気がします。
それでは寺田明日香選手愛用のスポーツネックレスを紹介したいと思います。
寺田明日香着用ネックレス
AXF Color Band(REFLECTOR)
寺田選手が身に着けているスポーツネックレスは新興スポーツブランド「AXF(アクセフ)」の『AXF Color Band(カラーバンド)』です。
「AXFカラーバンド」には大きく分けて、リフレクターという反射部分がついた「Color Band(Reflector」と、リフレクターがついておらず紐の一部分に”axisrirm”というロゴがプリントされた「Color Band(Logo)」の2種類がありますが、寺田選手が着用しているのは前者の「Color Band(Reflector)」ですね。※2021年はロゴタイプも着用していました。
寺田選手はこの「AXFカラーバンド」をネックレスや髪留め、そしてブレスレット等、様々な形で利用しています。
AXFは2018年くらいから野球、バトミントン、卓球、ゴルフ等のトップアスリートが身に着けている事が注目され急速に支持を拡大、現在はファイテンやコラントッテ等と並んで目にする機会が多いスポーツネックレスブランドになっています。
それでは、AXFカラーバンドについて簡単に説明してみます。
AXFカラーバンドの最大の特長は、IFMC.(イフミック)と呼ばれる溶出液をネックレスの素材に含浸している事です。
画像:IFMC.公式サイト
このイフミックによって期待できる効果として公式ホームページで紹介されていたのは「皮膚温度の上昇」や「血流増加」、「体幹・バランス強化」等。
アスリートにとって非常に重要な体幹やバランスはイフミックによって「筋紡錘」「腱紡錘」といわれるセンサーが筋肉や腱の収縮状態をすばやく伝えられるようになる事で向上すると考えられているようです。
これらの作用に加え、AXFの共同開発元である株式会社テイコク製薬社が東京都市大学と連携して開設した”ミネラル結晶体研究センター”の公式サイトには「平衡感覚改善」や「鎮痛」、「新陳代謝促進」等の効果も期待できると記載されていました。
東京都市大学世田谷キャンパスにおいて、イフミックが生体に与える生理活性効果の多角的検証結果が発表され、イフミックを含浸した素材に触れる事で産出される「一酸化窒素」によって様々な効果があらわれていると判明したようです。
まとめ
以上が”最速ママさんハードラー”寺田明日香選手の愛用スポーツネックレスです。
常識的に考えると、一度競技を引退し何年も経った後に復帰しても全盛期の力は戻らないと思ってしまうのですが、逆に成績を伸ばしてしまうところに寺田選手のポテンシャルの高さとスポーツにとってのメンタル面やインテリジェンスの重要性を感じました。
フィジカル面が充実していても成績がなかなか伸びないという選手には良い道標になるかもしれませんね。
近年はスポーツ医学の発展や競技環境の改善によってアスリートの競技寿命が長くなってきているので一度競技を離れて様々な経験を経た後に復帰するという選択肢も悪くない気がします。
今後もママアスリートとして活躍するであろう寺田選手には注目していきたいと思います。