磁気ネックレスやチタンネックレス等の健康ネックレスはファッションネックレスと違って24時間着用している人も多いと思います。僕もその口で、もう身体の一部みたいになっちゃってます。
僕がネックレスを販売している時によく聞かれたのが「入浴時にネックレスを着けたままでも大丈夫か?」という質問。いちいち外すのが面倒だという人が多かったですね。
これはよく聞かれる質問なので、各メーカーのQ&Aのコーナーに大体書かれています。
今回の表題のコラントッテネックレスのお風呂での取り扱いについては、公式サイトの<よくある質問>のページに記載されています。
「Waterproof」はOK、「その他商品」はNG
入浴時に装着しても良いですか?
【『Waterproof』記載の商品】
大丈夫です。
また、プールや海水浴でも問題ありません。
ただし、海水や入浴剤・シャンプー等は充分に洗い流してください。
また、濡れた後、水気を柔らかい布等で充分に拭き取り、完全に乾いてからご使用ください【その他商品】
その他製品についてはご入浴時はお外しください。また、すべての商品において、サウナ等長時間製品が熱を帯びた状態になる、高温下での着用及び保管はお控えください。
コラントッテ公式サイトでは【『Waterproof』記載の商品】と【その他商品】に大別しており、前者はお風呂やプール、海水浴など長時間水に浸かる環境で使用しても大丈夫だけど、後者は駄目という事ですね。
サウナ等長時間製品が熱を帯びた状態になる高温下での着用及び保管は両者ともにアウト。これは磁石の温度が上がると磁力が低下する(熱減磁)を考慮しての事だと思われます。
コラントッテのアイテムに使われているのは主にフェライト永久磁石と希土類永久磁石。
フェライト磁石は50℃で約10%、100℃で約20%磁力が低下し、希土類磁石で磁気ネックレスによく使われているネオジム磁石は50℃で約5%、100℃で約10%、同じく希土類磁石のサマコバ磁石は100℃で約5%ほど熱減磁すると言われています。
フェライトとサマコバについては300℃程度までなら概ね元の磁力を回復しますが、ネオジム磁石は80℃程度まででなければ元の磁力に戻らず減磁したままになってしまうので注意が必要です。
サウナの方に少し脱線してしまったので元のお風呂での取り扱いの話に戻ります。
Waterproof商品の素材は主にシリコン
水濡れOKの「Waterproof(ウォータープルーフ:防水)」マークがついている商品に使われている素材は主にシリコン(PP樹脂コーティングを施しているワックルネックAIRなど一部違うモデルも)。
シリコンゴムは長時間水に浸けても吸水量が1%ほどと耐水性に極めて優れた特性を持ち、さらに耐熱性にも優れているのでお風呂でも問題なく使えるというわけです。
エントリーモデルでは「ワックルネック SPORT」等、中級グレードでは人気モデルの「クレスト」「ALT」等、多くのモデルでループ部分にシリコンが採用されておりウォータープルーフ仕様になっています。
高級モデルの「TAOネックレス」や「LUCE」等は入浴時NG
フラッグシップモデルである「TAOネックレス」シリーズや人気高級モデルの「LUCE」等はウォータープルーフマークのついていない【その他商品】にあてはまるので水に長時間浸かるのはNG。
「TAOネックレス」のループ部分は永久磁石をウレタン樹脂でコーティングしたもの。これは「FINO」以外、「AURA」「RAFFI」「CREO」「VEGA」「ARIE」「ARAN」等で共通しています。
見た目はシリコンゴムによく似ていますが、触ると硬くて少しザラザラしているのでシリコンゴムと全く別物という事が分かると思います。
水に弱くはなさそうだけど、シリコンゴムのように水を完全にはじくという感じではないので長時間水に浸かるとしみ込んで中で問題が起こるかもしれないという事かもしれませんね。
「LUCE」に関してはフェライト磁石粒をそのままネックレスにした商品なので、入浴時に着けていても問題もなさそうかなと思いましたが、留め具にステンレスや真鍮(ロジウムメッキ)が使われているのでサビを考慮しているのでしょうか。
いろいろと考えてしまいますが、とりあえず自分の購入したアイテムを公式サイトで検索してウォータープルーフマークがついていたら入浴時の着用OKという事。
参考までに現在(2020年1月現在)公式サイトの製品情報に載っているモデルでウォータープルーフマークがついているのは以下のようになっています。
- ワックルネック SPORT(スポート)
- ワックルネック JOIN(ジョイン)
- ワックルネック AIR(エアー)
- ワックルネック TWIN(ツイン)
- クレスト、クレストR、クレスト R【ex】
- ALT
コラントッテネックレスは磁気ネックレスの中では高めの部類に入るので、正しく取り扱ってできるだけ長くきれいな状態で使いたいですね。