磁気ネックレスやスポーツネックレスといった健康系のネックレスを販売しているメーカーは数多くありますが、知名度・着用率で頭抜けた存在といえばやはり『Phiten（ファイテン）』です。
プロ野球や陸上長距離の選手を筆頭に、様々な競技のトップアスリートがファイテンのネックレスを愛用中。
ファイテンはスポーツ選手が愛用しているEXTREMEシリーズや女性に人気のミラーボールなど、いろいろなモデルを販売していますが、今回はファイテンの最高級モデルである『チタン水晶ネックレス』について解説していきたいと思います。
ファイテンチタン水晶ネックレスの概要や効果、重ね付けなど
長年愛用していたファイテン水晶ネックレスが破損したので、その代わりとして今回はチタン水晶ネックレスの３mm玉４０cmを購入しました。
上画像のようにしっかりとした化粧箱に入っているのでプレゼントにもおすすめです。
- サイズ展開
水晶サイズ３mm玉（長さ:４０cm＋５cm（アジャスター）/５０cm＋５cm（アジャスター））
水晶サイズ５mm玉（長さ:４０cm＋５cm（アジャスター）/５０cm＋５cm（アジャスター））
アジャスターで５cm程度サイズ調整が可能
- 使用素材
本体:水晶、チタンボール/留め具:チタン/アジャスター:チタン/プレート（エンドパーツ）:チタン
チタンボール2個配置
チタン水晶ネックレスの保証・使用上の注意
チタン水晶ネックレスには購入から１年間の保証がついており、商品に同梱されている保証書があれば期間内に1回のみ無料で修理・調整が可能です。
ただし、以下の場合は期間内でも有料修理となるので注意しましょう。
- 誤った使用や不注意による故障または破損
- 不当な修理や改造による故障または損傷
- 火災・水害または地震など天災地変による故障または損傷
- 使用中に生じる外観上の変化（キズや汚れなど）
- 本保証書に販売店名および購入年月日の記載がない場合、あるいは字句を書き換えられた場合
- 本保証書の提示がない場合
入浴時や海水浴時の着用はNG
ネックレスの着用については以下の点に注意しましょう。
- 入浴時（特に温泉や温泉のもと）、就寝時、海水浴時の使用は変色や破損の原因になるので控える
- 水晶の表面はキズがつきやすいので接触に注意
- 激しい運動時には紛失やケガ・事故に注意
- 火傷の恐れがあるので、サウナや高温の場所では装着しないように
- 強い衝撃を与えると変形する恐れがあるので注意
- 湿疹または、かぶれや傷口のあるところには装着しないように
- 着用中にかゆみ等の異常が発生した場合は速やかに使用を中止するように
入浴時に着けっ放しでもネックレスに採用されている素材が水晶とチタンだけなのでサビなどは発生しにくいと思うのですが、お湯の成分によっては変色したり劣化したりする可能性は考えられるので外しておいた方が賢明かと思います。
フックをきちんとチェーンにかけないと紛失のおそれあり
使用上の注意をきちんと守るとなると頻繁に着け外ししなければいけないので正直面倒ではあります。このタイプのネックレスに採用されているのは大体カニカンフックなのですが、着け外ししにくいのが難点ですね。
さらにフックがきちんとチェーンにかかっていないとネックレスが外れてしまい紛失するおそれがあるので注意が必要です。
上の画像のようにカニカンフックがチェーンの輪にしっかりかかっていれば大丈夫。
上画像のようにフックがチェーンの輪にかかっていないとネックレスが外れてしまいます。
こういうタイプのネックレスは着脱時に目で確認することができないのでどうしても感覚頼みになってしまいます。
フックがきちんとチェーンの輪にかかっているかは何度か軽く引っ張ってみるとチェックできます（きちんとかかっていなければズルっと滑って外れます）。
高価なものなので失くさないように気をつけましょう。
水晶ネックレスとチタン水晶ネックレスの違い
ファイテンが販売している水晶ネックレスにはチタン水晶ネックレスとチタンをコーティングしていない普通の水晶ネックレスがあり、値段は当然ながらチタン水晶ネックレスの方が高価です。
両者の一番の違いは見た目。
普通の水晶ネックレスは無色透明ですが、チタン水晶ネックレスは光の屈折によって水晶が虹色に煌めきます。
次は両者の効果の違いですが、これに関しては公式サイトなどにも記載されておらず、おそらく一般の方がメーカーに問い合わせても教えてくれないと思います（最近は薬機法の関係で医療機器以外の商品の効果や効能を伝えるのが難しいため）。
正式名称は「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」。旧薬事法。
医薬品や医薬部外品、化粧品以外の製品は、人若しくは動物に対して○○に効くや○○が治る等の効果効能を標榜してはいけないという法律。
ただ、チタン水晶ネックレスはその名の通り水晶にチタンをコーティングした仕様なので後述するファイテンの電気加工と相性が良く、普通の水晶ネックレスよりも多少効果が高いと推測します。
チタン水晶ネックレスの効果
次はファイテンチタン水晶ネックレスの効果をもう少し詳しく説明します。
まず基礎知識として、ファイテンの健康ネックレスには大きく分けて磁気ネックレスとそれ以外のネックレスの2種類があります。
健康系のネックレスは全て磁気ネックレスだと思い込んでいる人が意外と多く、個人の商品紹介サイトだけではなく大手のサイトでさえ間違った説明をしているので注意しましょう。
これまで数多くの健康ネックレス紹介サイトを見てきましたが正しいことを書いているサイトは１割もありませんでした。記事の執筆者にスポーツ用品店に勤めるなどして健康ネックレスを販売した経験がないだけでなく自分自身でその商品を使ったこともない場合がほとんどなので仕方がないといえばそれまでですが・・・。
磁気ネックレスとチタンネックレスの違いは↓
磁気ネックレスとは永久磁石をネックレスに取り付けたり内臓したネックレスで、現在販売中のファイテンネックレスなら「RAKUWA磁気チタンネックレスS-||」や「RAKUWA磁気チタンネックレス メタルトップ」「RAKUWA磁気チタンネックレス BULLET」あたりがそれにあたります。商品名に“磁気”という文言が入っているのでそこに注目してください。
磁気ネックレスは＜管理医療機器＞の認証を受けているので、商品ページに“首や肩のこりや血行を改善する”という効果効能が記載されています。
後者は永久磁石を使用していないネックレスで、今回紹介している水晶ネックレスやEXTREMEシリーズなど商品名に“磁気”という文言が入っていない商品です。
これら管理医療機器磁気ネックレス以外の商品は前述の通り薬機法によって効果効能を謳うことが厳しく制限されているため、商品ページに○○が治るや○○に効くなどの記載は一切ありません。
公式サイト記載されているのも「カラダをリラックス状態へとサポート」「より快適な毎日をサポート」などフワッとした表現のみとなっています。頼む察してくれという感じですね笑
このようにファイテン公式では具体的な表現はありませんが、ファイテンの技術であるアクアチタンを研究している「アクアメタル研究会」という組織からいくつかの論文が発表されています。
論文の内容は緊張緩和効果や筋・腱機能の回復効果が期待できる、など。
アクアチタンと水晶は素材が違うので同一視はできないけれど、ネックレスなどの製品にメーカー独自の電気加工（ファイルド加工/ファイテン加工）を施し生体電気のバランスを整えるというのがファイテンアイテムの肝（一般的な水晶ネックレスやチタンネックレスとの違いはここ）なので基本的な効果は同じです。
ただし、この電気加工には相性のようなものがあり、採用する素材によって電気調整力が異なると以前ネックレスを販売していた頃に勉強会で教わりました。
今は新しい技術であるメタックスが最高でアクアチタンX１００＞アクアチタンX５０＞アクアチタンX３０＝チタンチェーン＝水晶ネックレスの順となっています。
水晶ネックレスとチタン水晶ネックレスの違いの項で「普通の水晶ネックレスよりもチタン水晶ネックレスの方が多少効果が高い」と書いたのはこの素材の相性（チタン＞水晶）が理由です。
水晶ネックレスは値段は高いのに効果はいまいちなのかと思う人も多いかもしれませんが、そもそもの素材の価値が違うので値段に差が出るのは当たり前かもしれません。
その他、水晶は古来より邪気払いや幸運を招く“霊石”として知られており、トップアスリートの中にはファイテンの効果だけではなく水晶のパワーストーンとしての力も求めて愛用している選手もいるようです。
水晶の代表的な効果としては「浄化作用」「人の能力を引き出す」「他の石の力を強める」「祈願達成」などが有名です。
水晶は精神面とのつながりが強いパワーストーンです。人の潜在能力を引き出し、幸運に導いてくれる力があると考えられています。そのため精神の安定や直感力アップ、ヒーリングなど、さまざまな効果があるとされています。
ファイテンと水晶
ファイテンと水晶の関係性についても簡単に触れておきます。
現在はアクアチタンやメタックスなどの技術を利用した商品がたくさん販売されていますが、ファイテンがファイルドという社名だった昔の頃は電気加工を施した「水晶ビーズ」が主力商品（むしろこれしかなかった）で、痛いところに水晶ビーズを置いて上から炭化チタンを練り込んだテープで固定して使っていました。
その後、この水晶を使ったネックレスやサポーターなど様々な商品が登場。プロ野球球団である読売巨人軍の監督や選手が水晶ネックレスを愛用したことで大きなブームになったこともあったそうです。
一時は最下位を独走していたチームがあれよあれよと優勝争いに復帰するミラクルを起こしたのです。(最終的には2ゲーム差の2位で惜しくも優勝ならず)
弱かったチームが急激に強くなるという事態を目の当たりにした報道各社はチームの細部まで目を凝らし、レギュラー選手が着けている同じタイプの水晶ネックレスに辿り着きます。
そこでスポーツ新聞やテレビが我先にとこの水晶ネックレスを取り上げたそうです。
今でこそアスリートが磁気ネックレスやスポーツネックレスを着けるのが当たり前になっており、コラントッテやAXF、バンデル、マルタカパルスなど様々なメーカーのネックレスを着用していますが、この道を切り拓いたのはファイテンというわけですね。
そのファイテンを初期の時代からずっと支えて続けてきたのが水晶なので、役員や社員、販売店の方だけでなく昔からのファイテンファンにとっても特別な存在だと思います。
ですので、アクアチタンやメタックスなど新しい技術がメインの今も「水晶が一番！」的な考えの人も多く、デザインの美しさも相まって根強い人気があります。
ネックレスの水晶玉の大きさは何ミリがおすすめ？
３mm玉(上)と５mm玉(下)画像：ファイテン公式サイト
ファイテンチタン水晶ネックレスの水晶玉の大きさは３mm玉と５mm玉の２種類から選べ、５mm玉の方が２０００円程度高い価格設定となっています。
着けた時のバランスが良いのは５mm玉。単体で着けても存在感があるし主張しすぎないネックレスとなら重ね付けも問題ありません。
男性がメインネックレスとして購入する場合は５mm玉がおすすめです。
３mm玉は水晶ネックレスというよりビーズネックレスのような感じなのであまり目立たないデザインのネックレスが好みの人や重ね付けが好きな人におすすめ。
３mm玉単体をいかつい男性が着けるとかわいすぎて若干違和感があるので他のネックレスと重ね付けするのがおすすめですね。女性の方なら３mm玉単体でもきれいに見えると思います。
もっと大きな玉を着けたいという人にはチタン水晶ではなく普通の水晶ネックレスではあるものの８mm玉も販売されています。
チタン水晶ネックレスの重ね付け
水晶ネックレスやチタン水晶ネックレスはシンプルで美しいデザインのネックレスなので他のネックレスとの「重ね付け」もおすすめです。
重ね付けでもシンプルにいきたいなら同じファイテンのミラーボールやミラーボールカットなどがおすすめ。
ループが細いワイヤー系のネックレスと合わせてもシンプルで良い感じだと思います。
３mm玉の場合は相方がちょっとごつめのデザインでも大丈夫なのでコラントッテの磁気ネックレスなどと合わせても面白いですね。
チタン水晶ネックレス＋ミラーボールカット＋コラントッテTAOネックレスRAFFIの組み合わせ。こうして写真を見てみると水晶ネックレスの留め具がシルバーなのでRAFFIもシルバーカラーの方が合いそうですね。
ミラーボールなしの組み合わせでも良いし、コラントッテのネックレスはインパクトの強いデザインのAURAやARANでも面白いと思います。
磁気ネックレス同士の重ね付けはNGなので注意してくださいね。
天然石風のネックレスの組み合わせならコラントッテLUCEαもあり。
５mm玉だとちょっと喧嘩しそうな組み合わせですが、３mm玉なら良い感じに馴染みます。
LUCEαはキラキラ感が凄いので男性の場合はLUCEαの艶消しマットタイプと組み合わせてもいいかもしれません。
その他、天然石のネックレスと組み合わせれば水晶の「他の石の力を強める」という効果を十分に活かせそうです。
まとめ
今回はファイテンの高級ネックレス『チタン水晶ネックレス』の概要や効果、重ね付けなどについて説明しました。
ネックレスの効果的には最高技術であるメタックスを採用した最近の商品の方が期待できますが、デザイン的には今でも水晶ネックレスが一番だと思います。
チタン水晶ネックレスは単体で着けても他のネックレスと重ね付けしても映える洗練されたデザインなので、新しい健康ネックレスを検討している人は是非候補に入れてみてください。プレゼントにもおすすめです。
最近のファイテンはネックレスにあまり力を入れていないのかデザイン的にパッとしたものがなく、既存商品の焼き増しのような商品が多い印象です。
人気定番モデルであるチタン水晶ネックレスやミラーボールのような買いたいと思わせる商品をまた作ってくれることを願っています。
