先日、草野球の練習でグラウンド待ちをしていると、ちらほらとスポーツネックレスを着けている子を見かけました。
僕らの時代はせいぜいミサンガくらいのものでしたが、今はいろいろ緩くなっているのでネックレスなんかもOKなんでしょうね。
実際、僕がスポーツネックレスや磁気ネックレスを販売していた時もたまにではありましたが子供にスポーツネックレスを購入するお客さんがいました。
競技自体や指導者の考え方でスポーツネックレスが禁止されている場合もありますが、フィギュアの羽生結弦選手のように小さな時(8歳)からスポーツネックレスを着けていたアスリートもいるので子供が望むなら与えてもいいと個人的には思います。
ただし、どんなスポーツネックレスでもいいというわけではなく、健康被害等を防ぐ為にも最低限の知識は必要。
この記事では子供にスポーツネックレスを購入してあげる際の注意点やおすすめの商品について書いていきたいと思います。
金属アレルギーには要注意
小さな注意点はたくさんありますが、これだけは気をつけてほしいというのが「金属アレルギー」です。
別記事で詳しく書いているのでこの記事では簡単に説明しますが、現在日本には予備軍を合わせると1,300万人の金属アレルギー罹患者がいると言われています。
汗や体液等によって金属から金属イオンが溶出し、人体が本来持つタンパク質と結合する事によってアレルゲンとなるタンパク質に変質するというのが金属アレルギーのメカニズム。
子供が夏場や運動時等、汗をかきやすい環境でスポーツネックレスを着用し、そのスポーツネックレスに使われている金属がアレルギーを発症しやすいものだった場合は金属アレルギーに罹患するリスクが跳ね上がります。
金属の中でも「ニッケル」「コバルト」「クロム」は3大原因金属と言われていますが、海外メーカー(中国等)の安いスポーツネックレスや国産メーカーの偽物ネックレス(主に中国製)等に値段が安いニッケルが使用されている事は多々あります。
これは海外メーカーだけでなく日本のメーカーにも言える事ですが、ネックレスに使われている素材をきちんと公表している商品を選び、金属の種類を確認して金属アレルギーを起こしにくい金属を採用している商品を購入する事をおすすめします。
それと、ある程度名の知れた日本の健康ネックレスメーカーなら問題はないかと思いますが、海外メーカーは素材を公表していてもそれ自体が嘘の可能性も十分あるので要注意です。
結論からいえば、聞いた事がないようなメーカーや海外メーカーの安物ネックレス(金属を使ったもの)はあまりおすすめできないという事です。
どうしても値段の安いものがいいなら金属を使っていない布素材のスポーツネックレスを選ぶといいでしょう。
金属アレルギーに一度なってしまうとほとんどの人は一生治らないと言われています。
子供の為に購入したスポーツネックレスが一生背負わなければいけないようになる重荷の原因にならないように十分注意してください。
スポーツネックレスに使われる素材で金属アレルギーになりにくい金属は「純チタン」「ステンレス」(サージカルステンレスと呼ばれているSUS316Lは◎)等。
商品を選ぶ際には金属部分にこれらの素材を使用しているスポーツネックレスがおすすめですね。
金属アレルギーについてもっと詳しく知りたい人はこちらの記事を。
ファイテンやコラントッテといった人気健康ネックレスメーカーの商品は偽物がかなり流通しているので気をつけてください。
それでは子供におすすめのスポーツネックレスをいくつか紹介したいと思います。
おすすめスポーツネックレス
AXF COLOR BAND(アクセフカラーバンド)
まずは、株式会社テイコク製薬社とサンフォード株式会社の共同開発ブランド「AXF(アクセフ)」の「AXF COLOR BAND(アクセフカラーバンド)」。
読売ジャイアンツのショートストップ坂本勇人選手を始めとする多くのアスリートに愛用されているスポーツネックレスです。
IFMC.(イフミック)と呼ばれる特殊な溶出液を繊維に含浸する事で体幹やバランスが強化されるというのが主な作用。
素材はナイロン60%天然ゴム40%で金属素材を使っていないので金属アレルギーの心配はありません。
僕も草野球をする時にいつも着けていますが、軽くて着けている感覚がほとんどない点も評価できます。
一般的に布素材のスポーツネックレスは雑菌が繁殖しやすく臭いが出やすいのですが、このAXFカラーバンドは水や汗にぬれても雑菌が繁殖しにくい加工が施されている点も高評価です。
カラーバンドのバリエーションは、リフレクターと呼ばれる反射部分がついた「COLOR BAND(REFLECTOR)」とリフレクターはなく紐の一部に”axisrirm”というロゴがプリントされた「COLOR BAND(LOGO)」の2種類。
カラーバリエーションは非常に豊富でリフレクタータイプには複数のカラー紐を編み込んだものと単色のタイプ(MONO COLOR)があります。ブラック系のものなら目立ちにくいので子供でもつけやすいかと思います。
値段も5,000円程度とそれほど高くはないので購入しやすいスポーツネックレスです。
RAKUWAネックX100 チョッパーモデル
2つ目は健康ネックレス業界大手ファイテン社が製造・販売している「RAKUWAネックX100 チョッパーモデル」です。
こちらのネックレスもフィギュアスケートの羽生結弦選手をはじめ多くのアスリートに愛用されています。
チョッパーモデルはファイテン独自技術である水溶化メタル技術によって生成された「アクアチタン」をネックレスに含浸していているアクアチタンネックレスシリーズの最高峰”X100シリーズ”の人気モデルです。
公式サイトに記載されているアクアチタンの作用は「体を本来のリラックス状態に導く」「ストレスや疲労の蓄積で狂った心身のバランスを最良に保つ」等。
ブラックとブラウンのカラーバリエーションがありますが、僕のおすすめはブラックです。
留め具と紐接合部には金属アレルギーを起こしにくい「純チタン」が採用されており、ブラックカラーの紐部分には耐久性に非常に優れている「66ナイロン」という素材が使われています(ブラウンカラーはレザー調のポリエステル)。
金属アレルギーに罹患するリスクも低く、紐部分に関しては非常にタフな商品なので子供でも安心して使用できると思います。
コラントッテネックレスクレスト
画像:コラントッテ公式サイト
最後は磁気ネックレスではおそらくシェアNo.1の有名メーカーコラントッテ社の「コラントッテネックレスクレスト」です。
コラントッテネックレスでインパクトがあるモデルはフィギュアの宇野昌磨選手やプロ野球選手の菊池涼介選手、甲斐拓也選手等が愛用しているフラグシップモデルの「TAOネックレスAURA」ですが、トップ部分がちょっと派手なのと値段が結構高いので子供向けではないかなと。
クレストは医療機器の認証を受けた管理医療機器の磁気ネックレスで「着用部位のこりや血行の改善」という効果効能があります。160mTの希土類永久磁石を8個、コラントッテの独自配列である「N極S極交互配列」で配置。
運動時のパフォーマンス向上というよりも回復等のケアやリカバリー面重視のネックレスです。
磁気ネックレスやチタンネックレス等の違いがよく分からないという人はこちらの記事を読んでみてください。
ネックレスの素材はループ部分が水や汗に強いシリコン、トップ部分の金属はステンレス(SUS316L)を採用。
金属アレルギーの項でも書いたとおり、SUS316Lはアレルギーを起こしにくい金属です。ただし、元々ニッケルやクロムにアレルギーがある場合は念の為に使用を控えたほうがよいかもしれません(ステンレスにはニッケルやクロムが含まれている為)。
クレストはレギュラーカラーのオフホワイトやブラック、プレミアムカラーのプレミアムゴールドやプレミアムゴールドが販売されています。健康ネックレス全体で見ても五指に入るくらいの人気商品なのでおすすめできるかと。
あと、磁気ネックレスを子供がつけても大丈夫なのかと思う人もいるかもしれませんが、問題なく着けられます。
磁気ネックレスを使用する際の注意点を簡単に記載しておくので参考にしてください。
記事が非常に長くなってしまったのでおすすめはこれくらいで。
その他子供におすすめのモデルできるのはコラントッテのエントリーモデルやコランコランのネックレスでしょうか。
どちらもカラーバリエーションが多く、素材にも金属を使っていない商品が多いので子供におすすめできるものが多いです。値段も安めで購入しやすいですよ。
まとめ
以上が子供にスポーツネックレスを買ってあげる際の注意とおすすめの商品です。
注意点は不可逆的な被害をもたらす可能性がある金属アレルギーが全てといえるかもしれません。一生治らないかもしれないというのはきついですから。
スポーツネックレス以外でも金属アレルギーについてある程度知っておけば、子供がイヤリングやピアス等をしたいと言いだした時にもきちんとアドバイスができると思います。
おすすめの商品はたくさんあって紹介しきれないのでとりあえず素材(金属アレルギーに配慮)や人気、値段、デザイン等を考慮して選んでみました。
今回紹介したネックレス以外にも当サイトを回ってもらえばいろいろな商品について書いているので気に入ったものを見つける手助けになれば幸いです。