気になった商品を実際に購入し感想を書く健康ネックレスレビューのコーナー。
今回は健康ネックレス業界大手「ファイテン」の新作ネックレス『RAKUWAネック メタックス ミラーボール カット』の概要や感想を書いてみたいと思います。
ファイテンは健康ネックレス業界のパイオニア的存在で、一般の人以外にも数多くのトップアスリートから支持を受けている超有名メーカーです。
しかし、ここ数年のファイテンはサプリや衣類、寝具、住宅設備など、ネックレス以外の分野に注力しているせいか、個人的に新作ネックレスが出ても機能・デザインともにパッとしないイメージを持っていました。
既に販売している商品のパーツを合体させたり素材のグレードを落とした廉価版を新商品として発表するなど、やや創造力に欠ける動きは一ファイテンファンとして残念なものでした。
ジャンル的には異なるものの健康ネックレスの括りではライバルとなる「コラントッテ」は今後も定番商品になるであろう商品を含め精力的に新商品をリリースしているのにファイテンは一体何をしているのかと。
そんな時、ふと公式サイトを覗くと『RAKUWAネック メタックス ミラーボール カット』新発売のニュースが。
前々から少しでも食指が動くファイテンネックレスが新発売されたら買おうと思っていて、今回の新商品はファイテン最大のヒット商品といっても過言ではない『RAKUWAネック ミラーボール』の別バリエーションモデルということで応援の意味も込めて購入することにしました。
RAKUWAネック メタックス ミラーボール カットの概要
ミラーボールカットの基本スペック
- 適応サイズ…40cm、50cm
- カラー展開…ブラック、アースカラー、ゴールド
- 使用素材…紐部(側生地):ポリエステル100%、紐部(中芯):エラストマー、留め具:チタン,ステンレス,磁石
- 重量…約4g
- 採用技術…メタックス
『ミラーボール カット』の基本スペックは上記のとおり。
ファイテンが“パフォーマンス性能と高いデザイン性を兼ね備えたハイエンド商品”を要望する声に応えて生み出したメーカー最上位カテゴリー「ULTMATE PERFORMANCE GEAR(phiten-UPG)」シリーズに属する商品です。
このネックレスの最大の特徴はトップ(留め具)部分のデザイン。
球体だった標準モデルのミラーボールやライトと違いカットを施した多面体となっています。公式サイトの商品画像や“磨き上げられたカットボールが洗練された輝きを放つ”というキャッチコピーは僕が今回購入を決めた理由のひとつです。
サイズは40cmと50cmの2サイズですが、ミラーボールやライトは45cmの需要が意外と多かったのでなぜ45cmサイズを展開しなかったのか若干謎ですね。ネックレスが好評なら今後45cmサイズも追加でリリースされるかもしれません。
カラーに関しては羽生選手着用の人気カラーアースカラーとブラック、ゴールドの3色展開。
個人的にはミラーボールはシルバー/シルバーカラーが一番好きだったのでカラーバリエーションに加えて欲しかったです・・・。初期のアクアチタンX100採用モデルにはシルバー/シルバーカラーが展開されていましたが、メタックス採用モデルになってからは外されていたのでその流れなのでしょう。
重量は約4gとかなりの軽量設計。
軽さが売りのワイヤー系ネックレスに勝るとも劣らない重量なのでネックレスの重さで肩が凝るというような人にはおすすめです。
ファイテン最高レベルの技術「メタックス」を採用
『ミラーボール カット』に採用されている技術は「メタックス」です。
メタックスはファイテン最高レベルの技術。ファイテンの根幹技術ともいえる「アクアチタン」をより強化した技術と捉えると分かりやすいかと思います。
アクアチタンについては“ヒトが本来持っている力を引き出し本来のリラックス状態に導く”や“ストレスや疲労の蓄積で狂った心身のバランスを最良に保つ”などの効果が期待できると公式サイトに記載されています。
○○に効くや○○を治すなどの具体的な効果は示されていませんが、これは薬機法という法律に触れないようにしているためです。
正式名称は「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」。
簡単に説明すると、医薬品や医薬部外品、化粧品以外の製品は、人若しくは動物に対して○○に効くや○○が治る等の効果効能を標榜してはいけないという法律です。
⇒医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律
ただし、アクアチタンを始めとした「アクアメタル」のさまざまな効果や作用について研究しているアクアメタル研究会の論文には“神経調節を介した緊張緩和効果や筋・腱機能の回復効果”などの具体的な効果が記載されています。
メタックスはこのアクアチタンを始めとした複数のアクアメタルを組み合わせた技術でアクアチタンと同様の効果をより高いレベルで感じることができると言われています。
具体的にはどれくらいの効果があるのかと言われると難しいですが、メーカーの方曰くサポート力(メーカーさんは薬機法に配慮して“サポート力”という表現をします)はアクアチタンの最高峰アクアチタンX100と同等以上との事です。
RAKUWAネック メタックス ミラーボール カットの感想
ネックレスの概要については簡単に説明したのでここからは感想を書いていきたいと思います。
ファイテンネックレスは偽物に注意
今回は楽天市場のファイテン公式ショッピングサイトで購入。
『ミラーボール カット』は新商品なので現時点で偽物が製造されている可能性はほぼ0%ですが、僕が基本的にファイテンアイテムを買う時は公式運営ショップかそれに準じた信頼性の高いお店で買うようにしています。
ファイテンネックレスは人気があるのでオークションサイトなどを中心に偽物(コピー品)が結構な量出回っているため注意が必要です。
ミラーボールカットは台湾製でも偽物ではない
パッケージ裏を見ると『ミラーボール カット』が台湾製だということが分かります。
ファイテンのネックレスは日本製が多いですが、一部商品は台湾で作られているんです。従って「MADE IN TAIWAN」と書かれているからといって偽物とは限りません。人気商品ではチョッパーモデルなどは日本製で標準モデルのミラーボールなどは確か台湾製だったと記憶しています。
高級モデルには偽物対策のホログラムシールが貼付
ファイテンの高級モデルのパッケージには2015年頃(うろ覚え)からホログラムシール(見る角度によって緑に光「P」マークのシール)が貼付されるようになったので正規品を判定する目安にするとよいでしょう。
『ミラーボール カット』は標準モデルのミラーボール同様しっかりした箱とポーチに納められているのでプレゼントに向いていると思います。ミラーボールとほぼ同じデザインのライトは値段は安いですが袋状パッケージに入れられているので高級感はありません。
トップ(留め具)部分の輝きはいまいち?
ネックレスのトップ(留め具)部分はこんな感じです。
どうでしょうか?僕は想像していたよりもピカピカしていないという印象を受けました。のぺっとしているというかなんというか。
素材が違うので比較にはなりませんが、少し前に購入したコラントッテLUCEαの粒と比べると輝きが全く違いますね。
『ミラーボール カット』のトップに採用されている金属は加工が難しいチタンなのでピシッとカットして輝きを出すことができなかったのかもしれませんね。もしくはチタンにカラーを加える加工面(IP加工など)の問題か。
いずれにせよ実際の商品は商品画像の写真ほどは輝いていないのは間違いないのでピカピカしてきれいなので欲しいと思っていた人は注意してください。
標準モデルでは外れやすかったトップ部分はとりあえず問題なし
トップ部分はワンタッチで着脱できる便利なマグネット式を採用。
標準モデルのミラーボールは留め具の磁力が弱かったので外れやすくネックレスを紛失する人が結構いたイメージがあります。ミラーボールの唯一といってもいい弱点でしたね。
『ミラーボール カット』も標準モデルとほとんど同じ仕様なので気になりましたがとりあえず初期の段階では不具合はなさそうでした。磁力も弱めではあるものの強めの力がかからなければ自然に外れる感じではありません。
このネックレスは細めのループデザインが魅力の商品なのでどうしても着脱部分の接地面積が少なくなるためくっつき力も設置面積が多い商品に比べると劣ります。一応それを頭に入れて着用するとよいかと思います。
標準モデルやライトモデルとの違い
最後は標準モデルのミラーボールやライトとの違いについて。
採用されている技術は3商品ともメタックスなので効果は同じです。標準モデルは以前はアクアチタンX100が採用されていましたが2019年8月にリニューアルされメタックス採用モデルに変わりました(現在でも在庫があるお店ではX100モデルが販売されています)。
ネックレスのデザインは『ミラーボール カット』のみ多面体で標準モデルやライトは球体です。
使用されている素材はライトのみトップ部分にアルミ素材が使われており、『ミラーボール カット』と標準モデルはチタンが使われています。チタンの方がアルミよりも高価なので見た目はほぼ同じでも廉価版のライトの方が標準モデルよりも数千円安く購入できます。
値段はライトが7700円、標準モデルが10340円、『ミラーボール カット』が13200円です。※2021年6月、ファイテン公式サイト調べ
後はそれぞれカラー展開に違いがあるくらいです。
まとめ
以上がファイテンの新商品『RAKUWAネック メタックス ミラーボール カット』の概要や感想です。
ここまでいろいろと書いてきましたが、実は最初からこのネックレスは自分で使う気はなくいつもお世話になっている羽生選手好きの姉にプレゼントするつもりで購入しました。
とりあえず実際に自分で商品を見たり触ったりした感覚や個人的にネックと思っていたトップのマグネットの強さなどを確認できればそれでいいかなと。
プレゼントしてからしばらく経ちますが、どうやら姉はこのネックレス単体で着けたり以前プレゼントしたコラントッテのネックレスと重ね付けしたりとかなり気に入ってくれているようです。※磁気ネックレス同士の重ね付けはNGですがミラーボールは磁気ネックレスではないので他の磁気ネックレスとの重ね付けは問題ありません。
トップのデザインも気に入っているようですが、それと同じくらい細めのループが気に入っているとのこと。
ミラーボールから継承されている細めのループは本当に評判良いですよね。肌触りも良いし毛羽立ちも少なく66ナイロンほどではないにしろ意外とタフです。
僕はシンプルな球体トップに細めのループを採用していた標準モデルのミラーボールが他社も含め全てのスポーツネックレスの中で最も洗練されたモデルのひとつだと今でも思っています。
それだけに昨今のファイテンネックレスの方向性(デザインや使用素材など)には若干失望しています。
今回の『ミラーボール カット』も置きに来たなという感はありますが、トップにチタンを採用し高級路線を維持したことは個人的に評価しています。
『ミラーボール カット』は「標準モデルのミラーボールはたくさんの人が着けているから自分は少々高くても少し違ったデザインのモデルを着けたい」というようなさりげない違いに価値を見出せる人におすすめのモデルだと思います。