猛威を奮う新型コロナウイルスの影響で開催が危ぶまれていた『第97回東京箱根間往復大学駅伝競走(略:箱根駅伝)』ですが、沿道での応援自粛という形で2021年度も無事開催されました。
様々な媒体で繰り返し応援の自粛が呼び掛けられているのに、それでも駆けつける人たちがたくさんいたことは非常に残念でした・・・。
大会は前回王者の優勝候補青山学院大学が往路でまさかの大失速。
解説の瀬古さんが「史上最も遅いんじゃないか?」と驚くほどのスローペースで始まった1区ではトップと18秒差の6位でしたが、2区で13位に転落して以降はトップ集団に追いつけず、最後の5区でも竹石尚人選手が痙攣のために3度脚を止めるなど王者らしい走りができませんでした。
往路の優勝チームは4度目の出場となった創価大学。
序盤から安定した走りを見せ上位でレースを展開すると、4区でエースの嶋津雄大選手が激走し、ついに1位の東海大を捉え逆転。
その後、先頭でタスキを託された5区の三上雄太選手が危なげなく逃げ切り史上初の往路優勝を果たしました。
年々力をつけていた創価大学ではありますが、往路優勝を予想している有識者は少なかったですね。何が起こるか分からない箱根駅伝の面白さを改めて感じました。
1位創価大、2位東洋大、3位駒澤大でスタートした3日の復路。
まず目立ったのは前日大失速し12位に終わった青学大の猛追でした。
往路二桁で連覇が絶望的となった初日、名将・原晋監督は「優勝はもう嘘になる」と発言し、なんとしてもシード権を獲りに行く走りを選手たちに期待しました。
選手たちはその思いを受け凄まじい走りを見せて5時間25分33秒で走り抜いて復路優勝、総合4位まで巻き返しました。前回王者・常勝チームのプライドを感じさせる素晴らしい走りだったと思います。
総合優勝を果たしたのは1位スタートの創価大を最終10区残り2キロ手前で抜き去った駒澤大学。タイムは10時間56分04秒でした。
9区が終わった時点で3分以上離れていたので僕を含めほとんどの人が創価大の優勝を確信していたと思うのですが、アンカー・石川拓慎選手の諦めない走りが優勝を呼び込みましたね。大八木監督の「諦めなければ何が起こるか分からない」という言葉が印象に残っています。
近年は成績が振るわず94回箱根駅伝ではシード落ちも経験した「平成の常勝軍団」駒大陸上部でしたが、ここ数年は成績も良化傾向で「第52回全日本大学駅伝」でも優勝し好調を維持していました。
13年ぶり7度目の箱根駅伝総合優勝本当におめでとうございます。これからも「令和の常勝軍団」を目指して頑張ってください。
創価大もあとわずかで優勝を逃してしまいましたが、往路優勝、復路5位、総合2位は本当に立派。
2021年箱根駅伝は、優勝争いやシード権獲得争いなど見所が多く非常に面白いレースだったと思います。
それではサイトの趣旨に従い2021年度箱根駅伝でランナーたちが着用していたスポーツネックレスについて書いてみたいと思います。
2021年箱根駅伝選手着用ネックレス
Phiten(ファイテン)
例年通り多くの選手たちがスポーツネックレスを着用していました。その中で一番着用率が高かったのは大手スポーツネックレスメーカー「ファイテン」のネックレス。
優勝チームの駒澤大は花の2区を任せられたエース・田沢廉選手やアンカーとして総合優勝を決めた石川拓慎選手など、ほとんどの選手がファイテンネックレスを着用。
その他のチームでも2位の創価大や東海大、早稲田大、國學院大、明治大などの多くの選手がファイテンネックレスを着用しているところを確認しました。
駒澤大や早稲田大はファイテンのバックアップを受けています。
昨年はファイテン以外のネックレスを着けていた選手も多かったのですが今年はファイテン一色。一般人向けや野球、バドミントンなどのスポーツでは他メーカー・ブランドがシェアを伸ばしているけれど、マラソンや駅伝などの長距離走の分野ではまだまだファイテンの強さは健在です。
着用率の高かったネックレスは「炭化チタンチェーンネックレス」「チタン水晶ネックレス」「RAKUWAネック EXTREME クリスタルタッチ」の長距離走の定番3種に加え、2020年発売の「RAKUWAネック ワイヤー EXTREME ラウンド」の計4種。
選手たちはこれらのネックレスを単独や重ね付けして着用しています。
ファイテンネックレスの主な効果は「リラックス効果」「心身のバランスを最良に保つ」「神経調節を介した緊張緩和効果や筋・腱機能の回復効果」など。
効果的には【メタックス(EXTREMEシリーズ)>チェーンネックレス=水晶ネックレス】ですが、チェーンネックレスや水晶ネックレスはシンプルなデザインで日常使いもできる点が好評です。
Colantotte(コラントッテ)
次に存在感を放っていたのは人気磁気ネックレスメーカー「コラントッテ」のネックレス。
コラントッテが販売しているのは「着用部位のコリや血行改善」の効果が厚生労働省に認められている医療機器の磁気ネックレスで、長距離走の分野でも疲労回復などのリカバリー&ケア効果を期待して着用している選手が多数います。
大学駅伝チームでは青山学院大学陸上競技部がコラントッテとアドバイザリー契約を結んでおり、ネックレスや磁気ギアの提供を受けています。
長距離選手が愛用しているのは「スリム AURA mini」や「LUCE」、そして2020年に発売された「LECT」など。
その他、今大会では4区を区間2位で好走し往路優勝の立役者となった創価大の嶋津雄大選手が手軽な値段で購入できるスポーティな「ワックルネック SPORT」を着用していました。
今年は新しいメーカーやブランドのネックレスを特に見かけなかったので、その他のネックレスに興味がある人は前年度の箱根駅伝記事を見ていただければと思います。
まとめ
2日の往路で3位だった駒澤大が「逆転の駒澤」の本領を発揮し、劇的な逆転総合優勝を果たした「第97回箱根駅伝」。
個人的には近年稀に見る刺激的で面白い大会だったと思います。やっぱり箱根駅伝は面白い。
駒澤大の石川選手は大八木監督に「やったね!お前は男だ!!」と言われてうれしかったでしょうね。リアルタイムで聞いていてこちらまでうれしくなりました。
今年はどの大学・選手たちも調整が難しかったと思うので、来年第98回の箱根駅伝は新型コロナウイルスが終息して選手たちがベストな状態で戦えることを願っています。
選手たちが着用しているネックレスは今年もファイテンのスポーツネックレスのシェアの高さが際立っていましたね。
ネックレスや軸ブレを防ぐチタンテープなどのファイテンアイテムが長距離走の分野に深く浸透しているのを感じた大会でした。
その他のメーカー・ブランドもファイテンに負けないように選手たちの助けになるリカバリーアイテムや効果が期待できモチベーションが上がるようなスポーツネックレスを開発してほしいものです。