現在、健康ネックレス業界を牽引しているメーカーといえば「ファイテン社」と「コラントッテ社」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
多数のトップアスリートが愛用するスポーツネックレスを製造・販売している「ファイテン」と永久磁石を素材に使用した“磁気ネックレス”の分野ではシェアNo.1とも言われている「コラントッテ」。
その他にも多数の健康ネックレスメーカーが存在していますが、知名度とシェアではこの二社が頭一つリードしているといっても過言ではありません。
さて、この二社は毎年のように新作のネックレスを発表しており、その中で人気があったものについては定番商品に取り入れていくというスタイルをとっています。
デザイン面の当たり外れは当然ありますが、新作を出し続けなければ僕たち消費者にも飽きが来る上、爆発的なヒットを生み出す可能性もなくなるので企業としての成長は望めません。
それでは、先日両メーカーから発表された2019-20冬シーズンの新作ネックレスを簡単に紹介したいと思います。
※ファイテンやコラントッテの商品をインターネットで購入する場合は偽物(コピー品)に十分注意してください。
ファイテン
RAKUWAネック メタックス ティアドロップ
画像:ファイテン公式サイト
ファイテンから発表された新作ネックレスは《RAKUWAネック メタックス ティアドロップ》。
「Teardrop」という名前のとおり「涙の雫」をイメージしたデザインになっています。
雫モチーフのアクセサリをつくるブランドは多く、アメリカ発のラグジュアリーブランド「ティファニー」でもティアドロップコレクションは人気コレクションのひとつですね。
ネックレスに採用されている技術はファイテン最高の技術と言われる「メタックス」。
メタックスは、“各種金属の特性を最大限に活用する事でヒトが本来持っている力を引出し体を本来のリラックス状態に導く”“ストレスや疲労の蓄積で狂った心身のバランスを最良に保つ”という効果が期待できる「アクアチタン」の他、複数の「アクアメタル」をミックスした技術です。
薬機法上の問題がある為、公式サイト等では紹介されていませんが、アクアチタンを始めとするアクアメタルを研究している「アクアメタル研究会」の発表論文にはアクアチタンの効果として“神経調節を介した緊張緩和効果や筋・腱機能の回復効果”等も記載されています。
以前はアクアチタンX100シリーズの新作がメインでしたが、上位技術であるメタックスが誕生してからは新作はほぼメタックス採用となっています。
ネックレスのループ(紐)部分はポリエステルとナイロンが採用されており、留め具やペンダントトップの金属にはステンレスが採用されています。
ループ部分の外観を見る限りでは人気モデルの「ミラーボール」に似ていますが、「ミラーボール」はポリエステルのみだったので「ティアドロップ」の方がやや耐久性や肌触りの面でプラスではないかと推測します。
金属に関してはステンレスとしか書かれていないので鋼種は不明ですが、「SUS316」等を使用している商品には「サージカルステンレス」の文言が入っていたので、おそらく「SUS303」や「SUS304」等、通常のオーステナイト系ステンレスが使われているのではないでしょうか。
最近はアレルギーに敏感になっている人も多いので、個人的には鋼種の記載等、より詳細な情報公開が望ましいと思います。
画像:ファイテン公式サイト
取り回しについては、ネックレス前面のトップ部分が両サイドから取り外せるようになっているのでスムーズに着脱できると思います。
デザインに関してですが、個人的にシンプルなデザインのものが好きなので「また攻めてしまったのか・・・」という印象。
このトップをどうしても採用するなら留め具の金属は後ろにしてとか、「phiten」のマークは隠してほしいとかいろいろ考えてしまいますね。
僕的にはもう少しシンプルなデザインのものが欲しいけれど、メーカー的には一目でファイテンと分かるインパクトのあるデザインにしたいのでしょう。
デザインの好き嫌いは人によって違うので評価は今後この商品がどれだけ売れるかで分かると思います。
コラントッテ
TAOネックレス スリム ARIE(アリエ)
画像:コラントッテ公式サイト
コラントッテからは定番候補1商品と数量限定商品2商品の合計3商品がリリース。
この《TAOネックレス スリム ARIE(アリエ) 》はコラントッテのフラッグシップモデル「TAOネックレス」シリーズの今後の定番商品候補として発表されました。
コラントッテの磁気ネックレスは企業独自の「N極S極交互配列」を採用していますが、最上級モデルであるTAOネックレスシリーズには、さらに“ネックループ(紐部分)全体に永久磁石を10ミリ間隔に配置し、広範囲に働きかける”という特許取得技術(特許番号:第5544082号)を採用されており、より広範囲から肩や首のこりにアプローチする事が可能になっています。
- 55mTの磁石を10ミリ間隔に配置
※特許取得技術⇒【特許番号:第5544082号】磁気治療具等に用いられる紐状磁石-Google Patents
※「CREO」のみ65mTだが、製造が終了し現在は各店舗の在庫分のみ販売中
厚生労働省指定の管理医療機器として認証も受けているので【装着部位のこりおよび血行改善】の効果効能を謳う事が許されている商品です(医療機器認証番号:230AGBZX00077000)。
ネックレスの素材はループ部分に「ウレタン樹脂コーティングゴム磁石」、金属部分にはステンレスの中でも特に耐食性が高いサージカルステンレス「SUS316L」が採用されています。
ループの素材は水に弱くはありませんが、水や汗等に強いシリコンほどの耐水性はないので、お風呂や水に浸かるようなスポーツ時には外しておきましょう。
画像:コラントッテ公式サイト
着脱はファイテンの新作と同じくトップ部分の両サイドが取り外せる仕様になっています。
肝心のデザインですが、個人的にはかなり好きな部類に入ります。
3mmと細めのループに無駄のないデザインなので、シンプルなデザインが好きな人には好感触なのではと思います。
ファイテンの「RAKUWAネック メタックス ラウンド」をより無骨にしたイメージかと(「ラウンド」は以前愛用していました)。
オンでもオフでも着けられそうであまり目立たないデザインなので、僕のニーズに合致していて今買おうかどうかかなり悩んでいる最中です(販売終了した「CREO」を在庫がある店で買うか「ARIE」を買うか悩み中・・・)。
ブラックが男性、シルバーが女性といった感じでペアでも着けられるのでプレゼントにもいいと思います。
販売は2019年12月上旬の予定です。
LUCE DONNA(ルーチェ ドンナ)&LUCE DAMA(ルーチェ ダーマ)
LUCE DONNA/画像:コラントッテ公式サイト
LUCE DAMA/画像:コラントッテ公式サイト
コラントッテの数量限定新作ネックレスは《コラントッテ ネックレス LUCE*LUCE DONNA》と《コラントッテ ネックレス LUCE*LUCE DAMA》の2アイテム。
75mTのフェライト永久磁石の粒をワイヤーでつなぎ合わせた全周タイプの管理医療機器磁気ネックレス「コラントッテ ネックレス LUCE(ルーチェ)」のループの磁石の一部をスワロフスキーに換え、より女性らしいデザインにしたモデルです。
LUCE DONNA拡大/画像:コラントッテ公式サイト
「LUCE DONNA」の方は磁石の間に6mmパヴェ2粒と、4mm特殊カットビーズ6粒、3mmビーズ10粒がアシンメトリーに配置され、サイズは53cmワンサイズ。
LUCE DAMA拡大/画像:コラントッテ公式サイト
「LUCE DAMA」の方はセンターの6mmパヴェを中心に、左右に4mmパヴェを2粒ずつシンメトリーに配置され、長さは「LUCE DONNA」よりも短い48cmワンサイズとなっています。
効果に関しては全コラントッテネックレスの中でも最高クラスなので、デザインが気に入った人にはおすすめかと。
メーカー側は男性が「LUCE」、女性が「LUCE DAMA」or「LUCE DONNA」というペアでの着用を想定しているのでしょう。
好き嫌いが分かれるデザインなので、評価が分かれると思います。個人的には可愛いと思いますが、万人に受け入れられるデザインではなさそうですね。
販売は数量限定で、コラントッテ公式運営サイトのみの取り扱いとなっています。
販売開始は2019年11月29日の予定で、それまでは予約を受け付けています。
まとめ
以上が人気健康ネックレスメーカー「ファイテン」と「コラントッテ」の2019-20冬シーズンの新作ネックレスの概要です。
ファイテンは今年も攻めたデザインで、コラントッテはシンプルデザインと女性にターゲットを絞ったデザインをリリースしてきましたね。
コラントッテの「ARIE」は非常にシンプルなデザインなのでまずまず売れるのではないかと思います。
ファイテンは昨年の「EXTREME」シリーズに続いて好き嫌いが分かれるデザインだなと思いました。
あくまで私見ではありますが、純チタンを使うなど素材にこだわり、シンプルなデザインが多かった以前のファイテンに戻ってほしいかなと。
人気モデルの「チョッパーモデル」と「ミラーボール」の採用技術をX100からメタックスにバージョンアップしたり、「ミラーボール」の廉価版「ミラーボール ライト」を発売したりと細かな動きはありますが、最近のファイテンは少しキレがないというか迷走している感がありますね。
ファイテンファンとしては素材にこだわった洗練されたデザインの商品を期待しているので開発の方々には頑張ってもらいたいものです。