2022年3月、マザーズ上場の磁気健康ギアメーカー『コラントッテ』と東証スタンダード上場の作業服関連用品最大手『ワークマン』のコラボレーションが発表されました。
コラントッテは磁気の効果で血行を改善しコリの緩和を促す医療機器として認証された磁気健康ギアです。磁気ネックレスや磁気サポーターなどでコリに悩む方や多くのアスリートのケアをサポートしています。
一方、ワークマンは作業服及び作業用品の関連市場において高いシェアを持ち、全国に販売店を展開しています。昨今、同社のお客様やアンバサダーの方々において、作業時や休息時に、手軽にかつ日常的に使用できるヘルスケア商品へのニーズが急速に高まっておりました。
そこで、これらのニーズに応えるため、コラントッテのコラボレーションブランド「コラントッテラボ(※)」による医療機器認証された効果と、ワークマンの高機能かつリーズナブルな価格を実現する商品企画力がタッグを組むことで、今回のコラボレーション商品の実現に至りました。「ワークマン」×「コラントッテ」初のコラボレーション “働く”人々をヘルスケアでサポートする専用商品を共同開発 |コラントッテ公式サイト
知名度抜群のワークマンと協業することでコラントッテブランドの拡販につながるとの期待からコラントッテの株価は連日のストップ高。
昨年コラントッテが上場した際応援の意味も込めて株を購入し、1年も経たない間に看板商品「AURA」数十本分の含み損を抱えていた僕もこれには歓喜しました。
医療機器を製造・販売するコラントッテ(7792)が急伸。一時はストップ高となる前日比100円高の659円まで上昇。午前10時10分現在、同水準での買い気配となっている。
11日の取引開始直前に、ワークマン(7564)とのコラボレーション商品の発売を開始すると発表。収益への貢献に期待した買いが先行したようだ。
このお祭りはすぐに終わり現在は株価も元(低空飛行)に戻ってしまいましたが、「コラントッテ×ワークマン」のコラボ商品のコスパはなかなかだと思うので紹介したいと思います。
【コラントッテ×ワークマン】コラボ商品の感想
コラボ商品はネックレス、サポーター、下着など
2022年4月時点で販売されている「コラントッテ×ワークマン」のコラボ商品は8点。
- ネックレス TAG-ONE(タグワン)
- ネックレス TAG-TWO(タグツー)
- TAG-LOOP(タグループ)
- エルボーサポーター
- 二―サポーター
- カーフサポーター
- ケアシャツ
- ケアパンツ
コラボネックレスの見た目は従来モデルと同じ?
コラントッテといえば独自技術を採用した“磁気ネックレス”。
プロ野球やフィギュアスケート、陸上競技など、様々な競技のトップアスリートや芸能人がコラントッテの磁気ネックレスを愛用しています。
今回のワークマンとのコラボにあたって僕が一番注目していたのも磁気ネックレスでした。
しかし、発表された2モデルに目新しさはなく、コラントッテファンならご存じの通り、以前(2020年頃発表)販売されていた「タグー01」「タグー02」と見た目はそっくり。
磁気の強さや配置などのスペック面が変更されているのかとコラボネックレスの医療機器認証番号を確認すると「229AGBZX00053A02」となっており、これも従来モデルと同じでした。
職人さん専用モデルで、41年間も職人さんの「好み」を追求し続けた当社ならではの自信作
年間110万着を売る当社のStylishデニム作業服「PRO CORE®」シリーズとのコーデ用として開発
特に「PRO CORE®」の開発を主導した元職人の当社アンバサダー山下さんに一番似合うデザインを考案
「開発」「デザインを考案」・・・ちょっとよく分からないですね。
「コラントッテ=磁気ネックレス」というイメージを持っている人も多いと思うので、せっかくのワークマンとのコラボ、気合の入った新デザインで勝負してほしかったです。
新しく金型をつくるコストなんかを考えると既にあるものを使うのは間違いではないですが、更なる飛躍の為にも挑戦的な姿勢が見たかったなと。
コラボネックレスのスペック
スペックに関しては140mTの磁石を8個採用し、ループにはシリコン素材、トップの金属部分にはサージカルステンレスと呼ばれる「SUS316L」(ジョイント部分は「SUS316F」だった記憶があります)が使用されています。
金属アレルギーにも配慮されており、ウォータープルーフで水や汗にも強い仕様になっているので使い勝手は非常に良いネックレスです。
値段に関しても「タグー01」が税込5800円、「タグー02」が税込6800円と、コラントッテの他商品と比べても高コスパ。以前のタグシリーズはもう少し高かった気がするのでスペックはそのままに若干安めの価格設定になっています。
個人的にはデザインに目新しさがなかったので少々残念ですが、この価格設定でこのスペックならコスパは悪くありません。後はデザインが気に入るかどうかだと思います。
高コスパのコラボ商品は従来モデルをベースにワークマンが生地を支給
その他のアイテムに関してですが、コラントッテの従来モデルをベースに生地をワークマンが支給したものが多いイメージ。
例えばエルボーサポーターは現在は生産を終了している「E-Sleeves」が原型に見えるし、カーフサポーターもX1シリーズの「カーフ サポートタイツ」がベースなのかなと。
ただ、どのアイテムも低コストで値段以上の品質の商品をつくれるワークマンの力を借りているだけあってかなり高コスパです。
もちろんコラントッテオリジナルの商品と同じ品質ではありませんが、ワークマンコラボ商品の値段は格段に安い。
肩回りに磁石を配置した着心地の良いケアシャツはかなりの良品
特にお買い得だと思ったのがケアシャツ、ついでにケアパンツ。
ケアシャツ、ケアパンツともに後部に100mTのフェライト永久磁石が取り付けられています。
ケアパンツの履き心地は少しきつめで太もも部分までしっかりフィットする感じ。サイズはワンサイズ上を購入するのがおすすめ。
おしりのやや上側に磁石が付いているのでその部分のコリが気になる人には良いかもしれません。
そして、個人的にかなり高評価なのがケアシャツ。
肩甲骨の内側あたりに配置された磁石はもちろん素晴らしいですが、ワークマンが支給した綿92%ポリウレタン8%の生地が本当に最高。
肌触りが良く適度な伸びもあり着心地が抜群です。下着はズボンにしっかりインしたいタイプなので丈が長めなところもGOOD。
ベースはおそらくコラントッテRESNOシリーズの「マグケアシャツ」。
磁石の数は10個でケアシャツよりも多く、生地も速乾性に優れ抗菌加工(ナノファイン加工)も施されている高性能なシャツなのですが、値段は約4000円とかなり高め。
個人的に綿の比率が多い生地が好きなので多少スペックダウンしても値段が安く着心地の良いケアシャツのほうがお気に入りですね。
不満は1点だけ。VネックだけでなくUネックも販売してほしい。それだけです。
まとめ
ワークマンは気に入ったアイテムがあってもすぐ売り切れてしまうので翌日急いでケアシャツを追加購入しました。
ケアシャツは化繊ベースではなく自然な着心地の柔らかいシャツが好きで、ついでに磁気の力で肩こりを改善したい人には激推しです。
以上、コラントッテ×ワークマンのコラボ商品は目新しいデザインのものはありませんが、全体的にコスパは良く、特にケアシャツは超おすすめなので是非試してみてください。
最後に個人的な要望としては腰付近に磁石がたくさんついたアイテムをコラントッテとワークマンにつくってほしいですね。
今のケアシャツをベースにして腰付近にも追加で磁石を配置したものでもいいし、腹巻状のものをベースに磁石を配置したものでもOK。
コルセットまではいらないけれど腰のコリや痛みを軽めにケアしたいというライトな腰痛を抱えている層には需要があると思います。是非検討してください。