厚生労働省が保健や医療、福祉等、国民生活の基礎的な事項を調査する為に実施している「国民生活基礎調査」で、例年「有訴者率(病気やけがなどで自覚症状のある者の割合)」の1~3位に位置しているのが『肩こり』です。
表:厚生労働省
30代から50代の女性の約8割が肩こりに悩んでいるというデータもありました。洗い物や掃除等、同じ姿勢で長時間行う作業が多い事も肩こりにつながっているのかもしれませんね。
肩こりを少しでも良くする為に皆さん様々な対策をとっていますが、リサーチ会社が4500人からアンケートをとった結果、肩こり解消グッズを使用している人は全体の約半数。使わない人は「お風呂につかる」「ストレッチをする」「肩をよく動かす」「マッサージをする」「姿勢に気を付ける」等で対応しているようです。
一方、肩こり解消グッズで最もよく使われているのが「湿布」次いで「液体タイプの鎮痛薬」「クリーム状の鎮痛薬」となり4位に『磁気ネックレス』が入っていました。
なぜ磁気ネックレスが肩こりに効くのかについてはまだ不明な点が多い為、万人に効果的な方法ではありませんが、これだけたくさんの人が使用し大きな市場が形成されている事を考えれば磁気ネックレスに全く効果がないと完全否定するのは難しいと思います。
磁気ネックレスを購入しようと思ったら、コラントッテやファイテン、ピップ等、多くのメーカーや商品から自分の気に入ったものを選ぶ必要があるのですが、ある程度知識がある人は自分でデザインや機能・効果、価格等を基準に最適な商品を選択する事ができるでしょう。
ただ、いちいち調べるのが面倒とか、初めて磁気ネックレスを着けるのでとりあえず人気の商品や売れてそうな商品を試してみたいと思った時に参考にするのが各種『ランキング』だと思います。
グーグルやヤフーの検索欄に【磁気ネックレス ランキング】等の文言を打ち込めば、たくさんのランキングサイトを見る事ができます。
しかし、検索の上位に位置している大手商品販売サイト等が並べているランキングのほとんどに根拠はなく、知っている商品や報酬の良さそうな商品をただ並べているだけ。
それもそのはず、それらの記事を書いているライターの多くは一文字数円で雇われたアルバイトで磁気ネックレスやスポーツネックレスに対する知識をほとんど持っていないからです。その点を考慮すればある意味仕方ないかもしれません。
何を基準にランク付けしているのか、その数字に根拠はあるのかを考えた場合、そもそも”ランク付け”しない方が良いというのが僕の考え方です。だからこのサイトでもランク付けはせず”おすすめ”程度に抑えています。
現状、基準や根拠があるものは楽天市場やYAHOO!ショッピング等、大手ネットショッピングモールで見られるランキングくらいでしょう。
大手ネットモールのランキングは「売上金額」「販売数量」「購入者数」等の要素を考慮して決定されているので基本的に人気のある売れ筋の商品が順位付けされる事になります。
もちろん商品の魅力だけではなく店舗の要素も加味されますし、楽天やヤフーで販売されている事等が最低条件になりますが、「売れている」という点においては根拠がしっかりあります。
売れているけれど客側の商品に対する理解が間違っている、そもそもの商品説明が誤っている、商品のカテゴリ分けが間違っている等々、問題点もたくさんあるので鵜呑みにするのはどうかと思いますし、もっと良い商品があるのにと感じる事もありますが、下手なランキングを参考にするよりはよほどマシかと。
本当はメーカー毎の概要や特徴、商品の素材・効果等をしっかり知ってから自分で最適なものを選んでほしいところですが、人気のある商品、売れている商品をとりあえず試してみたいと言う人は楽天市場やヤフーショッピングのランキングを参考にしてみてください。
※聞いた事もないメーカーの安物商品が上位にランクインしている事がありますが、製造国や使用金属には十分注意してください。金属によってはアレルギーになりやすいものが平気で使われていたり、商品説明が正しくない可能性も考えられます。